禁止の言葉は使わない
何か今の自分を変えて達成しようと決意するときに「絶対に~しない」「一生~しない」などと禁止の言葉を使うのはタブーです。
よほど自信のある人であれば、モチベーションアップのために、モチベーションを維持するために、それらの言葉で誓いを立てるのもよいかもしれません。
しかし禁煙に関して、とくに挫折を経験したことのある人には「もう絶対タバコは吸いません」と誓いを立てる方法はあまりおすすめできません。
一度この誓いを破ってしまうと、自分の意思の弱さを嘆いて投げやりになったり、自信をなくしてしまったために次の禁煙がより難しくなってしまうからです。
タバコを吸ってはいけない、と自分に言い聞かせるのもなかなかつらい方法でしょう。
その言葉は強いプレッシャーとなり、離脱症状が出たときに「なぜこんなに苦しまなければいけないんだ」と禁煙している意味がわからなくなってしまいます。
人は禁止されると反発したくなるものです。
ではどんな言葉で禁煙を始めたらよいのでしょうか。
自分の意思で前向きにチャレンジしている気持ちが伝わる言葉がいいですね。
「タバコは吸わないことにしよう」なんていう言葉はどうでしょう。
何かを禁止されているわけでもなく、義務的な言葉でもなく、明るく前向きなフレーズに聞こえませんか?
もし禁煙を始めてタバコが吸いたくなる瞬間があったら、「私はもうタバコは吸わないことにしよう」と唱えてみてください。
吸いたいと思う瞬間を、タバコになど束縛されてはいない明るい時間に変えていってください。